IR情報│investor relations

営業の概況

営業の状況

 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限が緩和され、経済活動が平常に戻りつつある一方で、ウクライナ情勢の長期化に伴うエネルギー・原材料価格の高騰や円安進行による物価上昇で先行き不透明な状況が続いております。

 食品業界におきましては、外食需要に持ち直しの動きが見られるものの、大幅な燃料価格や原材料価格の上昇で、経営環境の厳しさが増しております。

 このような状況下、当社グループは、全社を挙げて顧客ニーズにマッチした新商材の開発強化や値上げ対応、海外市場取り込みに注力してまいりました。

 その結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は186億20百万円(前年同期比1.1%増)となりました。

 製品の種類別売上高では、カラメル製品は、国内需要が回復基調に転じ、海外市場の取り込みも開始され、40億22百万円(前年同期比7.2%増)となりました。乾燥製品類は、粉末調味料が堅調で、59億17百万円(前年同期比2.6%増)となりました。組立製品類は、健康食品の受託加工が大幅に減少し、39億90百万円(前年同期比14.2%減)となりました。冷凍製品は、外食向け冷凍山芋の需要が回復し、冷凍和菓子が堅調に推移したことから、35億27百万円(前年同期比13.1%増)となりました。その他は、子会社の受託加工が増加し、11億62百万円(前年同期比3.2%増)となりました。

 利益面につきましては、ユーティリティーコストの大幅上昇を主因に、営業利益は2億69百万円(前年同期比63.9%減)、経常利益は3億89百万円(前年同期比56.5%減)、固定資産の減損損失を1億60百万円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は2億32百万円(前年同期比56.9%減)となりました。